大河ドラマ「篤姫」レビュー5~第20話~22話~

無事に婚儀を終えた家定、篤姫夫妻・・・晴れて念願の「御台所」に正式就任。

しかし早くも回りは「世継ぎ」「世継ぎ」と、はたまた斉彬や幾島は「一橋」擁立の件を家定に速く説くように篤姫に催促!!

薩摩では尚五郎君が「篤姫は一橋候将軍擁立」の為に将軍御台にされた事を知り、驚愕する。
やがて帰国した斉彬からの登城命令で直に聞くことになり、それが真実、斉彬の考えから出たことにショックを受ける。
一方江戸場内では婚儀を終えてからも中々「篤姫」の元を訪れない家定に対し、「本当の夫婦になりたい」と願う篤姫、そしてどうすれば篤姫のところにお渡り願えるか、を相談する家定生母初めとする「年寄り連」(はっきり言ってこの回はギャグ回で終わるのかと思いましたよ)

篤姫は悩んだ挙句、いつも家定が訪ねる側室「おしげ」の方に面談し、その考えを聞くが「私はあの方が好きなだけ、お世継ぎとか、そんな事は考えた事もございません」と言われるのみ。

結局、生母「本寿院」のたっての願いを聞き入れる形で、篤姫の元を訪ねる家定。
その家定に対し、「何故、うつけの真似をしているのだ?」と訪ねる篤姫。
「わしはうつけではない」「はい、あのアヒルを追う真剣な眼差しで、上様がうつけではない、と思いました」
「アヒルと同棲しているそなたに言われとうない」←(ギャグです)
相変わらずの「のれんに腕押し」だったのだが・・・

一橋擁立派の柱石、幕府の中枢を担って来た老中「阿部正広」が急死。
斉彬や水戸のご老人達は焦り、彦根の井伊直弼は「好機到来」と、その旗色を鮮明にする。

流石の家定も篤姫に「もぅ、うつけの真似も出来ん様になった。阿部に任せておけば何事も上手く行っていたのに」と心中を吐露する。
篤姫はそんな家定を叱咤するが、「わしのことを何も判っていない。幼少の頃より食事に毒を盛られ、いつ何時命を狙われるかも判らず、自分のみは自分で守ってきた。わしの気持ちがわかるか!!」と逆切れされる。

家定君は家慶公の9男だったんですね~。普通ならどこかに小さな所領でも貰って一門の大名として平凡な人生を送れたんでしょうに、時代は彼に優しくは無かったんですね。

史実としての家定公は「病弱」「脳に障害」とか言われていますが、所詮は後の世に書かれた物、写真も映像も残っている訳ではないので「想像する」しかないのであり、ある幕臣の話が載った記録では「家定公が特に(うつけ)だった訳ではない。ただ島津候や越前候(松平春嶽)達が英邁に過ぎたから、彼らから見たらそう見えたのだろう。
家定公が(うつけ)なら諸侯の殆んどは(うつけもの)だ」と語った談話があると言う。

只、あの時点で家定公が「もう幕府だけでは政治は立ち行かない」と思うだけの器量や認識があったか、と言うとどうなのだろう。
聡明、と言われた徳川斉昭達でさえ、其処までの考えには至っていない。

後に最後の将軍となる徳川慶喜でさえ、今、作中の頃はまだそんな認識は無く、「まっ自分が将軍になれば何とかなるんじゃない?」とタカを括っていたのでは?
慶喜が「もう今の幕府ではダメだ」と思うようになるのは家茂が将軍職のときに「政治総裁職」として難局に出くわしてからだと思う。

なんにしても「風雲急」を告げて急展開、仲良く頭を突き合わせてギャグをかましてきた「おば様年寄り軍団」も一橋派、井伊派に分かれて全面対決となる。

小松君や大久保君たちの活躍は、暫し待たれよ!!

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