「理・不・尽」

フジテレビ系「たけしの日本教育白書」を見た。但し前半部だけ・・・

小学校教諭の体験談や傍若無人な父兄の話を聴いたり見たりしているうちに、なんだろう、とても気分が悪くなってこれ以上の視聴に耐えられなかった。

無気力な生徒達に対してどう対応したらよいかわからず、淡々と与えられたカリキュラムだけを消化するに過ぎない教師。
自分達の家庭内教育は棚に上げて何か問題が起こると全て学校側の責任に帰し、給食費の支払いも怠り、挙句もっといいものを食わせろ等と思い上がる父兄たち。
あ~言う父兄たちを抱えてたら先生たちも「事なかれ」主義になるよな。と実感してしまった。
どうしてこの国の人々はこんなにも個人主義になってしまったのか
「ごく一部の人間だけだよ」と言う人もいるだろうが、悪性のウィルスは繁殖力が強いのだ。
そのうちこの国は海外からの圧力でも、隣国からのミサイルでもなく、内部から大崩壊を起こしてしまうのかもしれない。いっそ全てをリセットしてしまうか?もう一度、縄文時代から始めますか?

NHK「探検ロマン、世界遺産」にチャンネルを変えると、そこは中国、雲南省麗江、一面に続く瓦葺の屋根、郊外に行けば見渡す限りの田園風景、レポーターの女性は思わず「はじめて訪れた場所なのに、何故かとても懐かしい感じがします」と・・・たぶんそこは日本人の原風景
かつて、さださんが「あこがれの雲南」で「最後の桃源郷」と唄った景色がそのままで、そこに暮らす人々は穏やかで、笑顔が素敵で、車もパソコンも携帯も持っていないけれど、そんな近代文明とは無縁なところで、贅沢ではないけれど、心豊かに、みな仲良く暮らしている。
共同井戸で野菜を洗ったり、洗濯をしながら語り合う女性達、傍らで遊ぶ子供たち、家の庭先で友人たちとマージャンや飲茶に興じる老人の人生を謳歌している笑顔。
おそらく数十年前の日本人がそうであったように・・・

久しぶりにさださんの「理・不・尽」を聴いた。
「心が枯れてく、自分から遠ざかる」、「新聞の一行が、テレビの一言が辛い」
17年前の唄、あの頃から、さださんは人々に警鐘を鳴らしていたんだね。

「子供の頃には見てた筈の青い空」・・・今の子供たちに「青空」を見上げる心のゆとりや他人の痛みを理解する情はあるのだろうか・・・そして今の大人たちにも・・・





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