19才

去る1月9日は成人式だった。
以前、このブログに書いたがやはりハッピーマンディ法案後は何時が何で休みなのか良く判らなくなった。どうも私の頭の中では「成人式は1月15日」と言う概念が消えない。(古い人間ですから~残念!!っテこれももう古いのか?)

成人式と言うとここ数年はいつも「荒れる成人式」とかニュースでやっているがごく一部の「荒れている成人達」をカメラが執拗に追いかけてセンセーショナルを煽っているのでは?大部分の新成人達は昔ながらの成人式を過ごしているのだろう。(まっ確かに式典でえらいさんが次々と演壇に登場しては説教たらしく演説するのは成人式に限らずうんざりするが、これも大人になる為の試練ダヨ。社会人になれば嫌でもこう言う席に出席していちいち拍手なんかしなくちゃならないんだから、外交辞令も社会人の教養のひとつだからね。)

ちなみに成人式はその昔、公家の子息が大人になる(社会に認められる)為に行った「加冠の儀」「元服」が起源である。これが武家へと伝わり室町以降一般庶民にも広まったと言う。
公家も武家も江戸時代以前は12~16歳位で元服を迎えたようだ。
元服後は公家なら朝廷に仕え、武士なら一軍の将として初陣を勤めなければならない。
嫡子なら家の後継者としての働きもある。
源頼朝は11歳で元服後源家の嫡子として教育され13歳で「従五位下、右兵衛佐」に任官し、
平治の乱に初陣するも平家に破れ伊豆に配流となった。
織田信長は13歳で元服、徳川家康も12~18歳の間に人質先の今川家で元服した
明治以降、男子は20歳で徴兵検査が義務付けられ太平洋戦争終戦までこれが元服、成人式の代わりであった。
この時代の元服~大人として社会に出ること~はまさに命がけだったのだ。

自分の成人式の日は仕事をしてた。バブル崩壊以前製造業に暇は無かった。(もう何度も書いてるよね)端から式典に行く気など無かったし、仲間達もそれぞれの予定を過ごしていたのでまともに式典に行ったやつのほうが少なかった。
で、仕事の帰りに当時の上司が「今日成人式だったんだろ?」と言ってブランド物の「万年筆」をくれた。少しだけ、自分が社会に認められた気がした。


グレープの唄に「19才」と言う歌がある。
もう子供でもない、でもまだ大人じゃない、そんな微妙な、けれどもきっと一番輝いている年頃の、少しだけ背伸びをしている少女の心を良く表している、さださんのキラキラとした若い感性の美しい曲だ。
高校の後輩でよくさださんやオフコースのコンサートに一緒に行った娘が成人式を迎える頃、始めてその娘のために誕生石のネックレスをプレゼントした。
ついこの間まで19歳だった彼女の、ふと見せた大人っぽい表情をまだ覚えてる。
「へ~、女の子ってこんな風に変わっていくんだ。」とその時思った。

3年後「お嫁に行きます」・・・最後の電話だった。

"19才" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント