さだまさしデスクトップカレンダーから、今日11月25日はさださんのソロデビュー曲「線香花火」とソロアルバム「帰去来」の発売日。 つまりソロレコードデビュー記念日である。 1976年11月25日、私が高校1年の冬の事、学校帰りに行きつけのレコード店で「帰去来」を購入した。急いで帰宅し、レコードにそっとステレオレコードプレーヤーの針を落す。 一曲め「多情仏心」のオープニング、幻想的なシンセサイザーの音が流れ、やがてそこにアコースティックギターがかぶる。 「誰が飛ばしたか竹とんぼ」・・・半年振りのさださんの歌声がそっと流れてきた。 その後「線香花火」「異邦人」「冗句」「第三病棟」「夕凪」「童話作家」「転宅」「絵はがき坂」「指定券」「胡桃の日」と続き最後に又「多情仏心」に戻る。 さださんの永遠のテーマ「時の流れ」「人間愛」を唄いながら壮大な「輪廻転生」「生老病死」「愛別離苦」の仏教的哲学を内包している名曲の数々。(と、今ならば言えるが、たかが高校生くらいの年頃では、ただただ良い曲だな〜と思っていただけである) このアルバムでどの曲が一番好きか?と問われると非常に辛いが、先ずはグレープラストコンサートで唄われた「童話作家」だ。「私が童話作家になろうと思ったのは・・・」と続く歌詞の世界観が好きだった。 それから「夕凪」、これは作詞をさださんが、作曲を渡辺俊幸さんがそれぞれ担当された。 今ならばまさに夢のコラボレーションと呼べるこのコンビも、当時はソロになりたての若手シンガーソングライターと駆け出しのアレンジャーだった、お二人の記念碑的作品だ。 「風見鶏」の中の「思いではゆりかご」と共にさださんが作曲でない曲の中でこの2曲は私の中で30年ずっと好きな曲の上位を占めている。 アルバム「帰去来」はグレープの香りを残しつつもソロとしてスタートを切ろうとするさださんの個性が発揮されている。意欲作「胡桃の日」はその代表だ。 あれから30年か、あの「帰去来」に針を落とした瞬間の感動は今も覚えている。 で、シングル「線香花火」は申し訳ないが買わなかった。だってA,B面とも「帰去来」に入ってたんだもの。 その半年後、たぶん業界初のライブレコーディングシングル「雨やどり」の大ヒット、山口百恵さんへの提供曲「秋桜」などにより押しも押されぬシンガーソングライターとしての確固たる地位を築く。 その後は皆さんご存知の通り、「関白宣言」「親父の一番長い日」のミリオンヒット、「防人の詩」「しあわせについて」などでの右翼、左翼等と変わる世間の評価、ベストセラー作家、エッセイスト、モデル?しゃべりスト!!と言う様々な肩書き・・・ でも、さださんはそんなものとは関係なく、主義、主張を変えるでもなく、今尚第一線で走り続けている・・・。 今はツアーで「美しき日本の面影」を引っさげ全国を廻っているさださん。 今度はどんな夢を私達の前に描いてくれるのだろう・・・ 来週はNHKホールへ会いに行きます。 |
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有名人 2007/09/18 02:15 |
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