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zoom RSS さだまさしさんの幻想小説「はかぼんさん」

<<   作成日時 : 2012/08/27 21:26   >>

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さださんの最新書籍、「はかぼんさん」(空蝉風土記)を読んだ。

本作品は月刊「小説新潮」に連載されていたものの単行本化。

ファン待望の…と宣伝あおりにもあるように、私もいつか来るであろう単行本化を待っていた一人。

今までさださんが書いてきた「家族」をテーマにしてきた長編小説とは異なる世界観。

一言で言うならば「不思議」小説だ。

しかし、本作はやはり、日本全国津々浦々を旅し、様々な人たちとふれあい、」様々な事象を見てきたさださんならではの作品ともいえる。

日本各地に存在する「奇譚」「伝承」「言い伝え」の数々を拾い上げ、推敲を重ね、時に切なく、時に可笑しく、そして読後はとても心が温もり、自然と涙が零れる、そんな不思議で、ちょっぴり怖くて、やがて優しい、素晴らしい小作品の数々だ。

今、一回目を読み終えた感じとして私が好きな作品は、表題作「はかぼんさん」と「人魚の恋」・・かな?

いつか、どこかで聴いたような話から、あ〜なるほな〜と思わず膝を叩いた話まで、さださんが軽いタッチで描かれた話の中に、いくつもの発見や得心の行く話が有った。

私は実はこういう不思議な「民間伝承」や「おとぎ話」を聴いたり読んだりするのが大好きで、さださんも書かれているラフカディオハーン(小泉八雲)の「怪談」は繰り返し読んだし、アニメ「日本昔話」も見ていたし、「古事記」などでも不思議な話がいっぱい出てくるのでよく読んだものだ。

「日本人は昔妖精だった。」そして、今でも日本のそこかしこにいるであろう妖精の子孫たちは、先祖から受け継いだ、或いは古代から受け継がれてきた「大切なもの」を密かに、しかし一所懸命に、文明と言う荒波から守り続けている。

現代人が忘れている「心」を呼び起こしてくれる、そんな素敵な作品である。

「人魚の恋」を読んでいる途中、ふとさださんの「片恋」のメロディがどこかから聴こえてきたのは私だけだろうか・・・

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