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zoom RSS 広島の空〜甲子園〜長崎の空

<<   作成日時 : 2010/08/07 22:34   >>

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葉月、八月・・・立秋・・・でも、まだまだ猛暑日は続きます。

昨日は八月六日、「広島原爆忌」でしたね。

昨日の祈念式典には史上初めて、「国際連合事務総長」と「旧連合国」の駐日大使が列席し、「コメント」を述べられました。
世界的な「核軍縮」「核不拡散」「核廃絶」の一歩になれば良いな、とは思いますが、大国と新興国との間の目に見えぬ対立や思惑・・・駆け引きなど、微妙な空気をも同時に感じてしまう光景でした。

明けて、今日は「全国高校野球選手権大会」いわゆる夏の高校野球の開会式が行われました。

限りなく澄んだ青空と熱気と歓声の下、全国4028校、47都道府県大会で勝ち上がった49の代表校の高校球児たちの暑い夏の始まり・・・

ここでは大会挨拶に登壇された高野連会長のお話の中で「口蹄疫」問題で大会そのものが危ぶまれた宮崎県とそこで代表になった高校への激励があったり、「戦中のほんのひと時、甲子園大会が開催できず、このグラウンドはいも畑となっていた。甲子園球場のシンボルである内野スタンドの上空を覆う銀傘も軍への供出のため取り外され無残な姿をさらしていた。」ことなどを話され、今、こうして野球ができる平和と幸せをかみしめてほしい趣旨を話されました。

そして明後日、八月九日は「長崎原爆忌」・・・長崎が地球上で最後の被爆地であるために、世界は、人は、自分はどう行動してゆくべきか・・・を真剣に考える日、ですね。

夏休みの中学生、高校生の宿題の定番、と言えば「読書感想文」ですが、皆さんはどんな本を選んで書かれたでしょうか?

私は中学の時には「坊ちゃん」とか、「吾輩は猫である」とかって言うのを「図書館」で借りてざっと読んで、巻末の「解説文」を参考に(と言うよりパクリ?)感想文を書いてました。

さすがに高校でそれはまずい「ちゃんと読んで書かなきゃ」と思い、「推薦図書一覧」から選んだのは一年次が「パンドラの箱」、2年次が「黒い雨」、3年次が「二十四の瞳」でした。

一年の時「パンドラの箱」を選んだのは多分にさださんの詩の影響でしたが、「黒い雨」「二十四の瞳」はかなり考え抜いて選びました。

「黒い雨」については中学の国語で少しは読んでいたので「広島」の話だと分かってた上で読んだのですが、描写がリアルで最後まで読むのが辛かったことを覚えています。

「二十四の瞳」は、はじめ、瀬戸内海の離島の小学校に赴任した新任の女教師と生徒のふれあいを描いた作品、と思い軽い気持ちで読み始めたのですが、作品の中ほどからは「あ、これは戦争文学なんだ」と思い至り、悲しさと切なさが押し寄せ、最後、教え子たちと先生の再会のシーンは涙せずには読めませんでした。

でも、こういう本を読んだことで「第二次大戦」時の市井の人たちの暮らしに興味を覚え、そういった傾向の本を読んでいた時があります。

今、タイトルは正確には思い出せませんが、「八月十五日」と言うような副題で、八月十五日の終戦の日、さまざまな人たちが、「その立場で」「その場所で」どのように八月十五日を迎え、その日をどのように過ごしたか、を書き残した日記を編集した本を読んだ時には、「その日」が、その後の日本に大きな影響を与え、現在まで続いていることがある、と言うことを思い知らされたりしました。

例を挙げれば、「軍医として、被爆後の広島に赴き、薬品も医療器具も不足する中、どうすれば被災者を救えるか苦悩する医師の日記」や「陸軍省や海軍省や各省庁の庭から立ち上る「重要書類」を燃やす煙を見つめながら(あ〜この国はやはり負けたのだ)と思い知らされた政治家秘書官の日記」
「灯火管制が解かれ、やっと電球の暗幕が外され明るさを取り戻した居間で安堵する一般市民の日記」などなど・・・なかなか「学校では教えてくれない」歴史がそこにはありました。

私などから上の年代は父や母や祖父、祖母などが「戦争体験者」であったから、リアルな体験談がいつでも聞けましたが、若い人たちはこう言った「本」や昔のフィルムでしか知ることができませんね。
この間聴いていたラジオでも「広島や長崎に住んでいても8月6日や9日や15日が何の日か分かっていない若者や学生が増えた」と言っていましたが、これには私も驚愕を覚えました。

そう言えば、数年前所謂「韓流ブーム」の時に韓国の若手俳優さんが「徴兵逃れ」をやっていたことがニュースになりましたが、私と同年代の会社の同僚の女性が「徴兵」と言う制度や言葉の意味を知らなかっった。そしてその制度が嘗て我が国にも存在したことも…これにはさすがに驚いたもので、「韓国だけでなく、アメリカにもこの制度はあるし、もしかしたらこの制度がない国の方が(先進国では)少ないんじゃない?」と言うと、その女性の方が驚いていましたっけ・・・

授業で歴史を習うのに記号のように年号を暗記するよりも、もっと大事なことがあるんじゃないか?と思う出来事でしたね、どっちも・・・

もし、気が向いたら「戦争文学」の一冊くらい、この夏に読んでみてはいかがですか?

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは、聖地長崎から帰ってきました。「二十四の瞳」という文字が目に入り、飛びつきました。
小豆島出身の壺井栄さんが小豆島の漁村を舞台に書いたもので、何度も映画やドラマ舞台になっている作品です。
これは本当に反戦小説です。涙無くして読めません。
今も舞台となった小学校が保存されています。
是非おいで下さい。

話は変わりますが、「夏!まだまだ長崎から」に行って来ました。
勿論御存知の、さださんが20年掛けて蒔いた種を育てているコンサートです。
「あなたの大切な人の笑顔を守るために何が出来るか考えて、行動して欲しい」というさださんの言葉を受けて継承しています。
参加してみて、繋げていく事の大変さを感じました。
地方の私達は協賛金という形でしか想いを届けられませんが、それが地元の方には後押しにもなると言って下さいました。
もう来年に向かって始まっています。

少し皆さんに伝えたかったので、この場を借りて書きました。
羽柴さんごめんね。
こういちまま
2010/08/08 00:42
今日は8月9日です。
時間はずれましたが黙祷しました。
他に何も持ち得ないので。

9日は私の父の月命日でもあります。
もう15年の歳月が経ちました。
父は5年間中国に赴いておりました。父から戦時中の話を聞いた覚えはありますが、戦地での話しは聞いたことがありません。私なりにそれが何故なのかは理解しているつもりです。
ただ父の死を機に父の戦友だった方と交流ができ、その方から若き日の戦地での父のことや、当時の写真を頂きました。父の戦友は今だ現役にて元気に仕事をされています。その方の声を聞くたびに父と話をしているような気持ちになります。ただひとつ覚えているのは「戦友というのは、兄弟や家族とは別の、比べようのない大切な存在だ」と言った言葉。生死背中合わせの時間をともに過ごした戦友。それは想像もつかない世界。その頃はそれがどんな深い意味を持つのか、失ってからしか理解できなかった不出来な娘です。
私的なことを長々と申し訳ありません。
今日は平和を願い、父のことを想い眠りにつきたいと想います。

誰も好きで戦争に行ったのではない。
教育とは恐ろしいものだと思います。
同じことを繰り返さないように、今の子供たちに羽柴さんがおっしゃるように、もっと大切なことを教えていって頂きたいものです。
ツバメ
2010/08/09 21:08
こういちままさん、いらっしゃい。
「夏・まだまだ長崎から」お疲れ様でした。
多くの素晴らしい体験をなさったとのこと、思いで深い夏になりましたね。

私もこうして、父や母や身近な大人たちから聞いたことや本等で知りえたことなどを書いて行きながら、「平和の尊さ」などを伝えていけたら…と思っています。
羽柴小一郎
2010/08/09 21:58
ツバメさん、いらっしゃい。
今日は「長崎原爆忌」でしたね。

「戦争」を実体験されている方がだんだんと少なくなっている現在、お父様のご戦友と親しくなさっているのはとても貴重なことですね。

本当に私たち「平和」にどっぷり浸かっている人間には想像もできない時代があったのですよね。

今度はその話を聞いてきた私たちが少しでも次の世代たちに伝えていければ、と思っています。
羽柴小一郎
2010/08/09 22:03
こんばんは、羽柴さん。やはり学生時代には、「二十四の瞳」や「ガラスのうさぎ」を読んで涙がとまらなかった事を覚えています。今月7日(土)から、某新聞で『戦争と言論人』と言う特集が始まりました。一日目には、石橋 湛山さん、東洋経済新報社の社長をなさっていた方です。二日目は、桐生 悠々さん、信濃毎日新聞社の主筆をなさっていた方です。お二人とも、国や軍に対して臆する事なく、自分の考えを声にし、反戦思想を貫いた方達でした。       恥ずかしい事に、私はお二人の事を全然知りませんでした。あの時代にあって、弾圧に屈することなく、正しいと思った事を最後まで貫き通した人生・・・今の現状を目の当たりにしたら、何とおっしゃたでしょう。誰かの犠牲の上に成り立っている平和、自由と勝手をはき違えてしまった今の時代・・・
パープルキャット
2010/08/09 22:35
パープルキャットさん、いらっしゃい。
言論や思想の自由がなかった時代に自分の哲学を貫くことはいかに大変だったことでしょうね。そのために投獄されたり拷問にあったり、そんなことが頻繁にあった時代。
今ある「平和」と「自由」がそう言った数多の人たちの犠牲の上に成り立っていると言う事を、もっと伝えていかなければいけないですね。政治家も、教育者も、そして私たちも・・・
羽柴小一郎
2010/08/10 21:28

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