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zoom RSS 大河ドラマ「篤姫」レビュー27 第49話

<<   作成日時 : 2008/12/13 18:36   >>

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江戸城明け渡しの期限が迫る中、大奥では多くの女中達が「暇乞い」の挨拶のため天璋院の許を訪れていた。
(不況下の昨今、会社の整理などで全国でこう言うシーンが繰り広げられているのでは?自分も嘗て会社整理の為このようなシーンに実際立ち会いました。部局の責任者として、残務整理をしながらも「挨拶」に訪れる社員やパートさん、外注さんたちと交わす言葉にとても寂しい思いをしたのを思い出すシーンでした。)

天璋院は自分に直接仕えている「滝山」「重野」「唐橋」らにも今後の身の振り方はどうするのか訊ねる。
彼女等は天璋院と最後まで共に居たい、と言うが、天璋院はそれぞれが結婚をして「家族」を、「家庭」を持って幸せになって貰いたいと願う。
(部下にこれほど慕われている上司が今の世にどれほど居るのでしょうね〜、まあ、この時代は上司と居た方がそこそこの暮らしは出来た時代ですから、上司と共に共倒れの現代とは全く事情が違いますが・・・)

やがて、明け渡しの日。大奥内を見て廻る天璋院は御錠口廊下を歩きながら、「ここからすべてが始まった」自分が大奥に入ってからの懐かしい日々を追想し、家定達との思い出に浸る。

そんな中、滝山が「迎えの駕籠が来た」事を知らせにやってくる。
滝山は「自分は大奥とともに消えるつもりだ」と天璋院から問われた「身の振り方」についての回答をする。
天璋院は「何故、?」と問うが、滝山は「天璋院様のその真っ直ぐな瞳は昔と全然変わらない」「何処か田舎でひっそりと暮らすつもり」と言うのみ。天璋院も自分の発言を決して曲げる事のなかった滝山の意志の固さを改めて知るのだった。

最後の別れ・・天璋院は滝山に「正直な気持ちを言えば、江戸城を去ることは無念であり、とても悔しい」と告白する。と、滝山は「天璋院様は、消え往く大奥が自分の定めを知って、此処に遣わされたのに違いない」と答え、「あなた様で無ければ、どなたが大奥を統べろうとも、このようには中々進まなかっただろう」と話した。
天璋院はその言葉に「大奥を閉じる事が自分の役割であったのか・・・」と思い至るのであった。

(「ひとにはそれぞれ{役割}がある。」と言って安政の大獄を推進し、消えていった井伊大老の言葉が此処で生きてくるとは・・・)

退去の時刻が過ぎても花を生けている本寿院様・・・その様子を見て天璋院は自らも残っている女中達を集めて花を生ける。
そして、天璋院を載せた駕籠は重野、唐橋を露払いに、御錠口廊下を出て行く。
滝山はそれを最後まで見送ると、深々と頭を下げ、一人涙するのであった。

翌日、江戸城に入った官軍の司令官が見たものは、色とりどりの生け花で美しく飾られた大奥であった。

一橋邸に入った天璋院は、清水邸に移っていた静寛院の訪問を受け、京都に帰る旨を告げられる。
静寛院は、「家茂様の思い出がある江戸城を出ては江戸にいる意味が無い」と、そして京で「徳川家が叉江戸城で暮らせるよう嘆願するつもりだ」と話す。天璋院は其処まで考えてくれた静寛院に礼を言うが、「自分の考えに信念を持って真っ直ぐ進む強さを学んだのは母上様からです」と答えた。

やがて勝海舟から「徳川宗家は駿府で70万石に封じられた」事を伝えられ、あまりの減封に驚愕し、「それでは家臣やその家族の生活が立ち行かないのでは?」と憂慮する。
勝は「自分が家臣たちの生活を何とか立ち行かせる」と答えた。

それを知った重野は自分から天璋院の下を去る決意をする。その真意は「大奥の主であった天璋院様が不遇をかこち、それでも身辺の者の事を思って辛い思いをしているのを見るのが忍びない」というものだった。

(徳川本家は豊臣秀吉より関八州に封じられた時に200万石とも400万石とも言われ、天下を握ってからは天領も含めると800万石とも言われていたので、それを許にすると減封率90%以上と言う事になり、現代の企業なら間違いなく倒産ですな。
嘗て関が原合戦の折、西軍に付いたばかりに戦争責任を問われ、当時中国10カ国100万石から坊長2州30万石に減封された毛利家の300年を経た復讐のようですね。)

天璋院は、滝山、静寛院、重野・・と、次々と訪れる大事な人との別れの寂しさに耐えていた。

其処へ小松帯刀が訊ねてくる。
久しぶりの幼馴染との再会・・・しかし小松の病は次第に重くなっており、小松は「最後の別れ」に来たのかも知れない。
それと知らない天璋院は昔と同じように二人で囲碁に興じる。
そして小松君は自分の篤姫への思いを告白する。天璋院は「ジョン万次郎に言われて知った」と・・・
小松君は「もし、あの時本家の養女の話が無かったら自分と一緒になってくれましたか?」と問うと天璋院は「亡き夫家定と相談します」と・・・いや〜、上手くかわしましたな。これには小松も苦笑いするしかなく、その時初めて、「天璋院は家定と一緒になって幸せだったのだ、」と思い知る事になった。

そして自分も「おちかと一緒になって幸せだった。」と天璋院に答えた。
「二人とも幸せだったのですね・・・」「叉。来て下さいますか?」と問う天璋院は「大事な人たちが皆去ってしまう」と自分の寂しさを口にする。返す言葉がみつからない小松、だが、やがて「大事な人は去るのではなく、叉いつか会うために少しの間、離れるだけです。」と答える。
それを聞いて笑顔を取り戻す天璋院・・・お互いが幼い頃交換した「斉彬から頂いたお守り」を見せ合い、互いに再会するまで元気にいる事を誓う。

しかし、帰る小松はその願いがたぶん叶う事ないことだと思い、夕焼けの空を仰いだ。

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