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zoom RSS 凛憧

<<   作成日時 : 2008/09/12 23:09   >>

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突然ですが・・・私には兄が一人、姉が二人いる。つまり4人兄弟の、私は末っ子になる。

しかし、長女・・・(+15)、長男・・・(+12)、次女・・・(+8)・・・(+は私との歳の差)
と、かなりの歳の差があり、私がものごころ付く頃には長姉と兄は既に社会人であり、一番歳の差の少ない次姉にしても私が小学校に上がるときには中学2年生であり、兄弟達と遊んだ記憶はほぼない。

まあ兄たちに言わせれば、「歳の離れた弟はそりゃ可愛く、良く面倒見たんだぞ」・・・と言うが当方には全く記憶がございません。いじめられた記憶なら幽かに残ってるんだけど・・・

まあそんなわけで、私が小学校の6年になる頃、一番上の姉が結婚、直ぐ後を追うように兄が結婚し、下の姉が私が中3の秋に結婚した。

上の姉や兄が結婚した時には父も母もあまり変わった事はなかったが、下の姉が結婚した時には、ちょっとガッカリしたような寂しげな父の背中を見た思いがした。
流石に中3ともなればそういう人情の機微も多少はわかってくるし、何せその頃はもうさださんの曲を聴いていたからね。

で、ごく普通に姉や兄のところに甥や姪が誕生する事になる。

長姉夫婦に甥一人、姪二人、兄のところは姪二人、次姉のところは甥一人、姪一人、総勢7人
そのうちの5人までが我が家の近くの産院で生まれ、産後15日間を我が家で過ごした。

初めは長姉夫婦の長男、私が中学2年の春。
五月初旬の良く晴れた日だった。生後数時間の「生まれたての赤ちゃん」を生で見るのは初体験だったので、ドキドキだったが、新生児室に入ったとたん「わ〜、サルのようだ」と思わず呟いてしまった。
傍で聞いていた母親が笑いながら、「みんな生まれたてはこんな風なんだよ。おまえだってこうだったの」
と言われ、「うそみたい」と思ったものだ。

一週間後、退院してきたその甥っ子はすっかり子供の顔になっていて「ほ〜人間の成長ってすごいな」と思った。
姉に「抱いてみる?」と言われたが怖くて怖くて・・・「大丈夫だよ。首の後ろさえちゃんと押さえてやれば」と母に言われ、言われたとおり、そっと抱いてみる。「ワ〜軽いねー」と言うのがその時の感想・・・
掌を軽く握って、すやすや寝ている。「指を掌に軽く入れてごらん」と姉に言われ、そうすると軽く私の指を握り返してきた。何か、とても愛おしい気持ちになったのは何でだろうか・・・

その後、数年間入れ替わり立ち代り、甥や姪がやってきては我が家で育った。
特に長姉は3人の子を産んだ割には余り丈夫ではなかったので、長姉のところの甥っ子、姪っ子は我が家で幼少期を過ごした。と言っても過言ではない。
特に最初の甥っ子は姉が産後直ぐに「盲腸炎」になった事もあって、暫く我が家で預かっていた。

しかし、母も父もいつも甥っ子にかまっていられる訳もなく、私が休みの日や、早く帰ってきたときなどは良く面倒を見させられた。
流石におしめの交換とかお風呂は無理だったけど、「ミルクを作って飲ませる」「飲ませたら必ず背中を軽くさすり「ゲップ」をさせる。」、「服の着替え」、「寝かしつける」「あやす」などは遠慮なくやらされた。
まるで、「保健体育、育児」の実地教習だった。中学2年でダヨ〜!!しかも試験中にだよ〜、夜中も昼も関係なく泣くし、ぐずるし、・・でもね、すやすや寝ている時のあどけない顔や時折見せる笑顔がとても可愛いとね、面倒のみがいもありましたよ。

その経験から、次々にやってくるほかの甥,姪たちも私がいるときは「お世話係、お遊び相手」として彼ら、彼女等にご奉公申し上げた。
面倒くせ〜な〜と思っても「手塩に掛けた子ほど可愛い」とはまさによく言ったもので、「兄ちゃん」とか呼んで(決しておじさんとは呼ばせない!!こっちだって気分はまだ子供の中、高生なのだ!!)なついてくると弱いんダヨね。
まっ連中が小学生くらいまでだったけどね。一緒に遊べたのも・・・此方も社会人になると早々付き合えないし、彼らも中学生にもなれば早々暇もなくなってきたから・・・

あれから既に30数年。
彼ら、彼女等らも段々と結婚して行き、その都度結婚式にお呼ばれされたが、まあ、嫁を貰う立場の時は姉も義兄も結構リラックスしているが、嫁へ出す立場となると、どうしても兄や義兄達は複雑そうだよね。
今は殆んどが教会式が多く、花嫁のお父上には「花嫁と腕を組んでバージンロードを歩く」と言う栄誉、大舞台が用意されているが、その背中は何時も何処か寂しそうで、哀愁が漂っている。

実は明日(9月13日)、次姉の娘が嫁ぐ。
私たちにとっては最後の「姪」の結婚式である。

彼女の幼い日、とても印象に残っている出来事がある。
彼女が3歳になるか、ならないかの頃、彼女にとっての弟がまさに誕生する前の晩。
例によって我が家に預けられた彼女は、両親とはなれた夜を過ごすのが初めてで、きっと凄く心細かったに違いなく、私の両親も病院に詰めてしまい、私が彼女の面倒を見るのを仰せつかったはいいが、「お母さんは?」「お母さん、何時帰ってくるの?」・・・そんな事ばかり繰り返す彼女に何と言って慰めてあげれば良いか判らず、途方にくれて、本当はかわいそうなことなのだが、「○○チャンが、良い子にして寝ていれば、朝になればお母さん帰ってくるからね。」と、嘘をついた。「ホント?寝てれば、お母さん帰ってくる?」「ホントだよ」「じゃあ寝るね。」
なんて聞き分けの良い子だろう、と思ったら、その後直ぐ寝息が聞こえてきた。ふと寝顔を見ると、泣き腫らした目に涙の後がこびりついて、可哀想で、こちらもジ〜ンと来てしまい、そっとその涙の後を拭ってあげた。

暫くして、会社から駆けつけた義兄がとてもすまなそうな顔で、「寝てますか〜」と言った。

そんな彼女が、明日、嫁ぐ。

彼ら、彼女等の末永い幸せを祈って・・・彼女と、彼女を愛する義兄にこの歌を捧げます。

さだまさしさん・・「凛憧」

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