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zoom RSS 大河ドラマ「篤姫」レビュー12〜第32話〜

<<   作成日時 : 2008/08/16 23:33   >>

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先日のレビュー11では第31話だけのレビューのつもりが、オリンピック中継の合間に32話を見ていたので、32話冒頭の「幾島」さんとの別れのシーンが食い込んでしまいました。とんだ失礼をばいたしました。

井伊大老の「安政の大獄」により処罰されたものの名簿?を見て、「此処までしなくても良かったのではないか?」と井伊を叱責する将軍家茂。それに対し、井伊は「幕府はもっと強くあらねばなりませぬ」と言う。
家茂は尚も納得しかねるように問い質そうとするが、井伊はその懐から「願」と書かれた書状を取り出し、「それがしを信用なさらないなら、どうか罷免くださるようお願い致します」と告げる。

そんな井伊の態度に対し「言い返せませんでした」と篤姫に告白する家茂。
篤姫は「私はそんなやり方が一番嫌いです」と井伊の態度を非難し、「私が恐れているのは今度の事で幕府が民の信を失う事。やがては幕府に刃を向けるものがでぬとも限らない事です」と家茂に告げる。
篤姫のそんな危惧は、皮肉にも篤姫の祖国薩摩で起きようとしていた。

さて、そんな事は露と知らない家茂は幕府御用艦「咸臨丸」が近々使節団を乗せ渡米するのでその前にアメリカにわたる面々を召しだし話を聴きたいと思っている旨を篤姫に話す。
篤姫は「咸臨丸」が嘗て薩摩まで航海した事を家茂から聞き、「私もその方々と合って見たい」と家茂に願う。

数日後、家茂、篤姫の許に井伊大老に伴われて幕府海軍奉行並と幕府海軍伝習所教授勝倫太郎「後の勝海舟」が現れる。
何事も格式ばって建前だけで応える海軍奉行並と違い、将軍の御前でも臆する事無く自分の意見をはっきり口にする勝に家茂も篤姫も惹かれるものを感じる。
特に勝が「薩摩守様にはいたく咸臨丸をお気に入り下さり、わざわざ乗船されたのです」と告げると、篤姫は遠いふるさとにしばし思いを馳せるのであった。
すると勝は「大御台様には土産などお持ちしたのですが、この場ではちと大きすぎるので後ほど運ばせまする」と告げる。

篤姫が楽しみに待っていると、其処には嘗て故郷薩摩の地でであった異国帰りの青年「ジョン万次郎」の姿があった。懐かしさに話が弾む二人。万次郎は通訳として親米使節に同行し渡米するという。
薩摩の話になり万次郎は「実は尚五郎さんは篤姫様を好いておられたのですが、御本家へ養女として入ることを聞き、お諦めになったのです」と言ってしまう。
篤姫は驚き「そうだったのですか?」と言うと「お話してはいけませんでしたでしょうか?」と万次郎・・・
(篤姫さんは尚五郎君の「好意」に気付かなかったのでしょうか?散々連れ回して置いてそれは無いよね〜。万次郎も余計な事を言うもんですが、まあ、篤姫の度量なら問題ないと、言った方が良い、と判断したんでしょうね。)
万次郎が退席した後、昔尚五郎君と交換した「斉彬からのお守り」を取り出し、「そうですか、あなたはすいちょりましたか」と尚五郎君を思い少女時代を追想する篤姫だった。
ところで、勝からの贈り物はペリー一行が将軍家に献上した「ミシン」(そ〜いんぐまし〜んって万次郎が説明してたな)でした。

一方その頃、薩摩では藩を牛耳っていた斉興が死去し、新藩主忠義(こいつは以前、おかつ時代の篤姫に一目ぼれして父親に「あの子なんとかして〜」とか言ってた奴だよな。大丈夫なのか?そんな親子に藩政を任せて・・・)
とその後見忠教が藩政を指導する事になったが、一向に自分たちのことを放っている忠教等に業を煮やした大久保や有馬ら郷士たちは「この上は自ら決起し、井伊を討つしかない」と勇み立つ。
小松はどうにか大久保達を宥め決起を止めようとするが、逆に大久保に「今、我々が決起すれば後に続くものもでてくる。」」と言われてしまう。しかし、小松は「そんな事であなたがたを失いたくはない」と更に説得するのであった。

決起の情報は速やかに忠教の元に届く。忠義は「征伐すれば良い」と言うが、小松は忠教に「藩が道を示してくだされば無駄な血は流されずに済みます。彼らは皆薩摩を憂い、国を憂いているものです。将来必ずや殿や薩摩や日本の役に立つものばかりなのです。」と忠教を説得する。

決起の時、有馬が同志の血判状をかざしてこれから決起する旨を述べている時、忠教からの信書を携えて大久保と小松が現れ、大久保がそれを読み上げる。(誠忠のものたちへ)で始る書状には「先君斉彬の意思を継ぐこと、藩のこれからの道を示す事、」などが書かれており、決起の為集まったものはその文面に感銘を受け、決起を取りやめ藩への忠勤を果たすべく自らを「誠忠組」と名乗る事を決議する。
盟約状に名を連ねることになり、有馬が「ところで、誰を一番に書くのだ」と大久保に尋ねると大久保は「決まっておろう。先ずはあの方からだ」と遠い奄美に送られた西郷を思った。

大奥ではすっかり「ミシン」がお気に入りになった篤姫、自ら「ミシン」を動かしていると老女「重野」(あっ蛍ちゃんだ。ん〜大人になったね〜)が井伊大老に処罰された人々の名簿を持ってくる。(表に顔がきくってもそんな重要書類、誰から手に入れたんじゃ?)。
篤姫は「こんなに多く・・・」と絶句し、大老に合う。と決める。

狭い茶室で井伊と向き合う篤姫。
井伊は「こんな血で穢れたそれがしの点てたお茶でよろしいのですか?」と篤姫に問う。
「穢れた、とは思うて居るのか」と、処罰者の名簿を見せる篤姫。「そんなにも、なりますかな・・・」と物憂げな井伊。
井伊は「天璋院様は、今の世で(攘夷)など出来ると思われますか?」と問う。
篤姫は「それは・・・出来ぬであろうな」と正直な考えを応える。

井伊の点てたお茶を一口飲む篤姫、すると「口惜しいが、今まで飲んだどのお茶より美味しい」と篤姫。
井伊はそんな篤姫に「天璋院様は正直なお方ですな」と告げる。「何故じゃ?」「忌み嫌うものの点てた茶を心から美味いと言う者はいないでしょうに」、「これほどの茶を点てるそなたが何ゆえにこのようなことを・・・」
井伊は「異国嫌いの帝に、出来もせぬ「攘夷」などをもって言い寄る不逞の輩にこの国の政を任せましょうや?」
「人には(役割)と言うものがございます。それがしは、それがしの役目をただ行っただけ」と話す。
篤姫はその井伊の言葉の裏にある「身命を賭しても日本を、徳川幕府を守り抜く」と言う強い意思を見抜き、「これからは私に時々は茶を点て、話を聞かせて下さい」と井伊に願う。呆気に捕られる井伊に、「薩摩では、一方だけを聴いて決めるな。と言う言葉があります」と井伊に話す。
井伊は「亡き上様(家定)の仰っていた事が、少しだけ判ったような気がいたします」と篤姫に告げた。
篤姫は自ら「ミシン」で縫った布(ハンカチ?)を井伊に贈った。

安政七年三月三日・・・季節はずれの雪降る朝、大老、彦根藩主、井伊掃部頭直弼は江戸城に登城途中、江戸城桜田門外にて水戸藩浪士、及び薩摩藩浪士による襲撃を受けて道半ばでの非業の死を遂げる。享年四十四歳
その手には篤姫より贈られた布を握り締めて・・・世に言う「桜田門外の変」である。

折から「雛祭り」に興じていた篤姫は、息せき切ってきた滝山より「桜田門外の変」を知らされ、「首級を挙げたのは薩摩浪士の由にございます」と、驚愕の事実を告げた。

そこに現れた家茂に「あの者が点てた茶を喫した事はありますか?」と訪ねるが、家茂は「いえ・・」と応えるのみ
篤姫は「もっと話せば、もしかしたら判りあえたかも知れぬのに・・・」「手を携えていく事も出来たかも知れぬのに・・・」と悔し涙を流すのだった。

(亡くして判る人の大きさ、腹を割って話してやっと理解できるその人の懐の深さ・・・、一見冷酷な様でもその裏にはやはり様々な葛藤や苦しみや痛みがあるわけで、それがわかったときには既に遅い。篤姫の後悔の念は大きかったようですね。しかもその事件の背後に、もしかしたら「薩摩藩」が関わっているかも知れないのだから・・・)

これでこの回、幾島役、松坂慶子さん。井伊直弼役、中村梅雀さんが御退場となりますね。
お二人とも存在感のある素晴らしい演技でした。お疲れ様。

ところで、井伊直弼の「公武合体」案で、家茂に縁談話が持ち上がったときの「まだ早すぎる」と反対する「篤姫」はとても可愛かったですね。あれでは「母」というより、弟を取られてしまうかもしれない姉か、お兄ちゃんを取られてしまう妹のようで、「そう申されても、上様におなりあそばしたからには、ご結婚も責務のお一つかと・・・」と言う滝山さんに「早い、と言うたら早いのじゃ」と更に食い下がる篤姫に滝山さんも「ヤレヤレ・・・」と言う表情で、今回では一番可笑しいシーンでした。
今大河は難しい話に中にも随所に「笑い」が散りばめられてるので多少の救い、と言うかアクセントになってるのが良いですね。






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