夢鏡

アクセスカウンタ

zoom RSS 大河ドラマ「篤姫」レビュー2

<<   作成日時 : 2008/03/15 23:06   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

大河ドラマ「篤姫」

藩主、斉彬からの突然の御指名により、島津家の分家から島津総本家の養女、外様大名としては加賀前田家百万石に次ぐ雄藩、薩摩77万石のお姫様に決定した「於一」・・・

自由奔放、自然に、闊達に育った小領主の娘がいきなり本家、大藩のお姫様となり、多くの上臈や年寄りや腰元に傅かれ、何やかやと「藩主の娘」としての英才教育を受けるのは、幾らそんな時代だから、と言ったものの大変な苦労だったに違いない。

今なら差し詰め大企業の末端の子会社の末娘がいきなりグループ頂点の、それこそ政府にも意見の言える位の大財閥の会長のところへ養女に出され、地方の普通の公立の女子高から都会の私立女子高で「お嬢様教育」を受けることになったようなもの。

もう学校帰りに近所の男子校の友達とファーストフードに立ち寄ったり、ゲームセンターによったり出来ないのだ。
何せ四六時中御付のボディガード兼教育係が目を光らせている。

しかも、彼女はそんな生活環境の激変による「ホームシック」に掛かる暇をも与えられず、養父斉彬は何を考えてか、京の都からこともあろうに藤原五摂家の長「近衛家」の女房を「於一」改め「篤姫」に超英才教育を施す為に連れて来た。

しかもこの女房「幾島」・・・文武両道、礼式に優れ、兎も角何でも出来てしまう才女・・・
嘗ては斉彬の姉?の養育係も勤めていたらしい。

余りにも厳しい「幾島」の教授ップリにとうとう「篤姫」は城内からの脱出を図る。
当然、脱走は未遂に終わる。が、「幾島」もそんな「自然児」「篤姫」に、自分を京から呼んでまで「英才教育」を急ぐ斉彬の真意を量りかねていた。

「徳川将軍家御台所となって島津を、そして日本を(アメリカなどの外圧による)その大きな国難から救って欲しい、そなたならそれが出来る」斉彬からその真意を聴いた「幾島」、そして「篤姫」・・・二人はそれぞれの、自分と島津家と日本の将来を想い、叉斉彬の並々ならぬ覚悟を想って、「自分たちは何を為すべきか」と言う覚悟を決めるのであった。

つまり大財閥のお嬢様になった、と思っていたらそれは次のステップへ上る一歩に過ぎず、自分の知らない間に「日本のファーストレディ」への道が用意されていたってお話。

確かに幾ら大藩と言えど外様大名のまま幕政に直接参与する事はできない。(徳川幕府では将軍以外、外様大名のみならず、例え御三家でも直接幕政に参与する事はできず、幕政はずっと譜代大名間で受け継がれてきた。幕末には結局こう言った事があらゆる面で政治の綻び、となり齟齬を生む基になった。)ならば将軍家と婚姻して「将軍家の外戚」と言う立場に立てば・・・と言う事なのだろう。

まさに「シンデレラストーリー」なのだが、此処で斉彬や「幾島」がその胸中で懸念するのは徳川家次期当主、つまり次期将軍候補「徳川家祥」の「人となり」の問題であった。

その昔、八代将軍吉宗の後を継いだ九代家重は生まれつき健康と精神に問題があり、家重の言葉は御側御用取り次ぎ役「大岡忠光」にしか理解できず、結果「大岡忠光」の側用人専制政治になってしまったことがあり、十三代将軍候補にもそのような兆候が見られたのだ。

「暗愚」は「芝居なのか?」「本物なのか?」・・・老中以下幕閣は「暗愚」と見ている。
しかし斉彬は「それは老中どもを騙す芝居ではないのか?」と思っている。

世が太平の時なら仕える老中共としては「暗愚」な主の方がやりやすいだろうが、何せ時代は大きな世界のうねりの中にあり、こう言うときの主君が「暗愚」では幕府そのものの威信に関わって来る大問題なのだ。
果たして次期将軍候補はそのことを充分理解して「暗愚」を装っているようにも、確かに見える。でも本当に?かも知れないし・・・

ドラマはいよいよ急展開
これからが「篤姫」苦難の物語の幕開けですな。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
大河ドラマ「篤姫」レビュー2 夢鏡/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる