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zoom RSS 映画「眉山」鑑賞

<<   作成日時 : 2007/06/17 00:19   >>

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身内の事故等、何やかやあってやっと今日、地元シネコンにてさださん原作の映画「眉山」を見る事ができた。

地元では後5日で公開終了とあってかなり焦ったが、まあその気になれば自転車で20分ほどの所に3年前に出来たシネコンは流石に新しいだけあって綺麗で座席もゆったり、久しぶりの大画面での映画視聴は前から4列目という迫力だった。

映画「眉山」・・・犬童監督の作品は今作が初めてだったが、先ず映像の美しさ、特に「眉山」を背景にした徳島市街の風景や「眉山山頂」からの市街地と海との眺めなど美しい映像が続く。

松嶋菜々子さん演じる「咲子」の感情をなるべく抑えた演技と宮本信子さん演じる「龍子」の感情の起伏の激しい演技が対称的だ。
特に「龍子」の江戸弁での「啖呵」は見ていてとても小気味良かった。
料亭での「母子で語る」シーンは正に女優対決ともいえる名シーン、この時ばかりは逆に感情を露に母を責める娘と押さえた口調でそれに抵抗する母・・・このシーンには圧倒される。

映画全体のトーンとしては重いテーマなのでどうしても暗くなりがちだが、「龍子」と彼女を巡る人々のやり取りや大沢たかおさん演じる寺沢医師と「咲子」のふれあいなどはホッとする場面だった。
やがて物語りは佳境へ・・・「咲子」の「自分の知らなかった母親の人生を辿る旅」と「父親との邂逅」へ向かう。
それはきっと「咲子」自身の「自分捜しのたび」でもあった。

阿波踊りのシーンは「壮大な祭り絵巻」流石に監督、スタッフが一番力を注いだ所だけにその迫力は凄い!!
よくニュースなどで見かける「阿波踊り」とは全く違うスケールだった。
祭りの喧騒と「龍子」「咲子」それぞれの思いの中で流れていく時間はまるでスローモーションのように哀しく、美しく流れて行く。
そして喧騒と静寂が交差した瞬間、「龍子」「咲子」が(おそらく)一番逢いたかったであろう「人」を其処に見つけるのだった。(この前くらいからのシーンでもうウルウル状態でしたね〜)

祭りが終わり、母子で語らうシーン・・・母の不治の病と言う哀しみの中でやっと向かい合えた二人の束の間の「穏やかな時間」は鮮やかな陽射しと緑の中で輝いた。

総評・・・原作を損ねることなく、また 映画の独自色も出ていて、大島ミチルさんの音楽、レミオロメンの主題歌も良かった。
惜しむらくは「龍子」が「献体」を決意するに至った経緯をもう少し掘り下げても良かったかな?とも思うが、テーマはあくまでも「母子」と言う事で・・・

宮本さん、松嶋さん、大沢さん、主要キャストお三方は言うまでもなく、脇を固められた役者さんたちも良かった。特に「父親役」夏八木勲さんは数シーンだったが存在感抜群だった。

さてさて、この「眉山」がこの次は「舞台」になるそうだ。
舞台は「明治座」・・・そう、演歌の大御所がショーをやったり、高橋秀樹さんや里見浩太郎さんや杉良太郎さんなどが公演をなさったり、最近では萩本欽一さんや武田鉄也さんも公演をなさったあの「明治座」で、だ。

キャストは「龍子」は映画に続き宮本信子さん、(もう、この役は宮本さんのはまり役ですね。)「咲子」は石田ゆり子さん、音楽は原作者さださんが自ら初の「舞台音楽」(ワールドコンサートでは「ラッツ」や「軽井沢スウィート」などでやっておられますが・・・)を書き下ろされるそうで、これまたファンを喜ばせてくださる。

映画でこれだけのスケールだった今作、「舞台版」ではどのようになるのか、さださんの音楽とあわせて非常に楽しみだ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
映画、実はまだ観る機会がありません
このままDVD鑑賞まで我慢かしら?とあきらめていた時に『好評につきロングラン』のニュースが入ってきました
私にも未だチャンスがあるかもしれません・・

舞台『眉山』も観にいきたいところですが、12月なんて一年で一番忙しい時期
しかも今年は受験生2人の我が家・・
さすがにこれは無理かも知れません
ぞろめ
2007/06/21 08:07
ぞろめさん、いらっしゃい、コメント有り難うございます。
「眉山」ロングラン決定ですか。凄いですね!!でも、本当に良い映画ですよ。本文にも書きましたが宮本信子さんの「龍子」がとても素晴らしいです。出来ればお子さんと見るのも良いかも知れませんね。
受験生ではそんな時間も取れないかな?夏場は勝負時ですものね。

今作の美しい映像は是非映画館の大画面で鑑賞して下さいね。「阿波踊り」の迫力も凄いですよ。
羽柴小一郎
2007/06/21 20:28

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