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zoom RSS 私花集〜学生時代の指揮者奮闘?記〜 虹

<<   作成日時 : 2006/03/19 02:06   >>

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「卒業コンサート」第3部
市立校木管アンサンブルと共に「モルダウ」
この頃になるとみな落ち着いてきたが、今度は「あ〜、もうすぐ終わっちゃうんだな〜」と言う思いがだんだん沸き起こってきた。
実際、3部に入ると静かな曲が多くなった。ビゼー「小さな木の実」、シューマン「流浪の民」、「大きな古時計」、「故郷を離るる歌」など・・・

最後の方はもう一曲、一曲かみ締めるように指揮をし、合唱のみんなは噛み締める様に、愛おしく唄った。私も、みんなも一曲一曲に思い出がある。見ると今にも泣き出しそうな子もいた。

ラストの曲の前、全員一列にステージに並び、部長が客席に向かって挨拶をした。
「今日は本当に有り難うございました。御来場のお客様、共演してくださった各校の皆さん、今日のコンサートを裏で支えてくださったスタッフの皆さん、そして、今日まで合唱の下手だった私たちを指導してくださった先生・・・」その後の言葉は声にならなかった。涙で声がかすんだ。
ふと見ればみんなも泣いている。私も込み上げてくる何かを堪えるのに必死だった。

そして最後の曲「さよならみなさま」
「さよならみなさま、又いつか会う日まで 素晴らしい微笑を、この歌を胸に・・・」
合唱部のみんなが泣き顔だった。(これは俺が何とかしなきゃ)
今日、この日まで、まるっきりのド素人の私を信じて、指揮をさせてくれたみんなと先生の為に私が出来る事・・・私はみんなに向かってその時自分が出来る最高の笑顔で指揮を執った。
みんな、泣きながらも私に笑顔を返してくれた。

もしかしたら、私がこの部へ入って初めてみんなの気持ちがひとつになった瞬間だったかもしれない。この瞬間にもまた「ミューズ」は微笑んでくれたのかもしれない。

最後の曲が終わって、緞帳が下りるとみんなと握手を交わした。「ありがとう」「ごくろうさま」
来客でごった返す楽屋に、去年まで「演劇部」の顧問を務め、転勤していった先生が姿を現した。私は思わずその先生に駆け寄り抱きついた。先生は優しく「よくやった」とだけ言った。


〜エピローグ〜
さて、長い間、私の思い出話にお付き合い頂き有り難うございました。
輝ける学生時代、何事にも一生懸命だったあの頃、まだまだ語り尽せぬ思い出は一杯ありますが、それは後に譲る事としまして・・・

「演劇部」「合唱部」などで培ったものが社会で役立った事・・・ん〜なんだろう
たぶん、精神的な部分がとても大きいと思う。特に対人関係に於いて・・・

実業に於いては、就職した会社の創立30周年記念式典の司会を仰せつかった事があるが、この時ばかりはあの時「舞台経験」をしておいて良かったとつくづく思った。
何しろ取引先のメーカーや銀行の取締役や御重役が列席されていたから粗相があってはいけない。あとは「冠婚葬祭」などの場所での挨拶はま、そこそこ苦にはならない事位だが・・・

ある本で読んだ言葉「想いでは、明日をより良い未来にするためにある」を胸に・・・
何かに怯えて歩き出す事をためらっている皆さんへ、「歩き出さない後悔より、歩き出してしまった後悔の方が尊い」、「両の掌に元気と勇気」、さださんがいつも私たちに言ってくださる言葉の数々を心に刻んで・・・お贈りします。

今の私も逆境の風の中に身を置いています。
でも、いつかまた風向きの変わる事を信じて、今日も生きています。
「いつか吹く、明日の風を信じて・・・」
                                   〜完〜

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