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zoom RSS 私花集〜学生時代の指揮者奮闘?記〜 夢

<<   作成日時 : 2006/03/12 21:58   >>

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たぶん、誰にでも「一生を左右する誰かの一言」や「背中を押してくれた誰かの一言」があると思う。それは、例えば何気ない友人の一言かもしれないし、歴史上の人物の言葉を載せた伝記かもしれない。
私の場合は中学時代に「演劇部に入らない?」と誘った友人の一言であり、さださんの「主人公」であり、そして音楽教師であり合唱部顧問の「指揮をやらない?」と言う一言だった。

学生時代の「演劇部」や「合唱部」での体験と先生方の励まし、そして「主人公」を代表曲とするさださんの歌がその後の私の人生での岐路でどれだけの救いや勇気や希望になったか、数え切れない。 「あの時、あれだけの事が出来たのだから、今、これが出来ない筈はない。」  皆こうして「夢」とは呼べないほどの些細な「夢」をひとつずつ紡いで行くのだろうか・・・

「合唱部で指揮をしないか?」と言う言葉に少しだけ迷っていた。
とりあえず秋の文化祭までは「演劇部員」としての活動がある。後輩達はまだまだ心許なかったし、演劇部の顧問は転勤で移動し、新たに大学を出たばかりの新任の女教師が顧問に付いたばかりだった。前顧問はわざわざ移動直前の忙しい時に私を呼び出し「演劇部を頼むな」と言い残して行った。だから私だけが今更部を変わる訳には行かなかったのだ。
それに就職の問題もある。夏休みまでにはある程度の結論を出さなくてはいけない。

数日考える時間を貰い、出した結論は文化祭後、その時点で就職にもめどが付いていたら、それでよければ「合唱部」にお世話になる。と言う事だった。

合唱部の顧問は「それでいい、4ヶ月あればあなたなら充分間に合う」と言ってくれた。
この結論は自分への足枷の意味もあった。
就職にしろ演劇部にしろ文化祭までにはきちんとしなければならない。中途半端では全ての事に集中出来なくなる。それに全てが中途半端では「合唱部」に対しても失礼であろう。

この時、ある決意をした。「学校史に残るような卒業コンサートにしたい、その為に目の前の事を全力でクリアにしよう。」

幸い、「演劇部」は新任顧問の努力と部員達の結束力で、まあいろいろ確執もあったが、文化祭では一丸となって「真夏の夜の夢」と言うシェークスピアの戯曲を成功させた。
私の就職試験も希望先に一発で合格内定となり、問題はクリアされた。

文化祭を終えた11月初旬、いよいよ「合唱部」入部初日
はっきり言ってかなり緊張した。「演劇部」の時ははっきり言って中学も高校も私や同級生達で立ち上げたようなものだが、既にチームワークなり部のシステムなりが出来上がっているところに3年生の癖に新参の者が入るのだ。しかも部員20人全員女子、同学年の部員だって知らない子がいるのだ。前任の先輩の指揮者が卒業して以来、一年半ぶりの男子部員である。一応夏休み中の部活の日に顧問の先生から「今度、指揮をしてもらう○○君です」と紹介はしてもらっていたが、話をしたのは元々知り合いの部長と副部長位だった。

入部して一週間位は殆どお客さん状態だった。とりあえず、発声練習から初めて、実際に曲を唄うまでの練習の流れを覚えるのに必死だったし、部員の名前も覚えなきゃいけない。
まともに参加したのは卒業コンサートで唄う事が決まっていた「ハレルヤ」合唱で男子合唱を全校から募集して、集まった連中と一緒に合唱練習をしている時位だった。

入部10日後位経った日、顧問から「そろそろみんなの前に立ってみる?」と言われ、恐るおそる全員の前に立つ。卒コン候補曲40曲位の譜面は前もって貰っておいたので、譜面台にそれを置いたまではよいが、後は頭の中は真っ白、とりあえず先生の弾くピアノに合わせて腕を振るのがやっとだった。1〜2曲終わった後のみんなの白い視線は厳しかったな。

その日の練習終了後、「ん〜、先ずは、あなたを何とかしなきゃね。明日から特訓よ!!」
と顧問の一言・・・「おいおい、踊ってればいいって、あんた言ったじゃんよ〜」と心の奥のほうで叫んだ私、時は既に遅し・・・

誰かが言ってた。「夢」を叶えるには先ず、「夢」から覚めねばいけない・・・

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