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<<   作成日時 : 2005/12/18 23:00   >>

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今年もあと2週間、いよいよカウントダウンに入った感じだ。
学生さんたちは今週中にはもう冬休みに突入だね。

毎年、この時期になると思い出すことがある。 あれはもう29年も昔の話。
1976年の12月、中学時代からの音楽仲間から「バイトしない?」と誘われた。
冬は部活も休みなので断る理由もないし、お金を貯めて新しいギターが欲しいなと思っていたところなのでひとつ返事で了承した。バイト先は駅前商店街の某大手スーパー、高校のクラスメイトに話したら「自分達もやる」と結局10人位で勤める事に・・・で、いざ行ってみたら高校の同級の女子も3人位いて知り合いばかりになってしまった。

2学期末の試験を終え、予て面接済みのバイト先へ行くと、女子はレジ部、中学の友人は日用品売り場、私と高校の同級生は加工食品部とそれぞれの配置についた。
初日は不足している商品の補充、他校の連中と商品倉庫に行くとバイトの中でも手馴れているリーダー格のやつの指示でそれぞれ商品を台車に載せフロアの所定の棚へ持っていって、古い商品を棚の前に持ってきて補充の商品を棚の奥から並べていく。これを何度か繰り返す。やがて2時間位でひと休み、お互い、どこからきたの?とか何処の学校?とか話をしたり、中には私達と同じ高校生の癖にタバコをふかしたりして、吸わない我々をちょっと小ばかにしたような眼で見ていたりしていた。所謂「族」にいた奴、突っ張っていた奴、いろんな奴がいたけど、いじめるとか仲間はずれにするとかはまあ無かったな。もっとも此方は友人の数で圧倒してたけど・・・

嫌な奴がいたとすればチーフ、もちろん社員で中間管理職だが、少し気に入らない事があるとすぐ怒る。バイトやパートのオバ様たちをバカにする。ともかく食品フロアのみんなから嫌われていた。
後々判った事だがこの人は数ヶ月前までは他所の支店のゼネラルマネージャー(部長位の地位)だったのが同じ店のパートさんとの「不倫」がバレて問題となり降格左遷で此処に来たのだと言う。
なるほどいじけるわけだ。

そうこうしながら仕事に慣れてきた3日目、私たち同じ高校のグループが「惣菜部」に配置転換された。クリスマス、お正月商戦に伴って「惣菜部」が忙しくなるてこ入れの為だ。
先ずはクリスマス用の「ローストチキン」用の鳥モモの筋きり(中まで火が良く通るように骨に付いている筋を切る)をやった。チルド状態の鳥モモは冷たくて、かじかんだ手をお湯で温めながらの作業、モチ冷凍倉庫のすぐ脇で・・・これを3日間で何百何千さばいたろう・・・
それから友人が「惣菜部」奥で揚げたてんぷらを店頭で売ったり、弁当を売ったり、「ローストチキン」を売ったり、夕方6時位になるとマジックを持たされて売れ残っている弁当や惣菜の蓋に「値下げ○○円」とか書いたり、いろいろ仕事をしたな。

当時は閉店時間が7時か8時位だったから、学校が終わって4時位には店に入って、閉店後1時間位掛けて翌日の準備をしていたから4時から10時頃まで6時間、冬休みはあの頃開店が10時だったから9時半には店に入っていたので9時半から10時まで12時間半、それぞれ一時間食事休憩が取れたので社員食堂のカレーや定食を食べていた。
しかし育ち盛りがそれだけで足りる訳は無く帰り頃は腹ペコだった。「惣菜部」のチーフはとてもやさしくて良い人だったので、遅くなった時は売れ残りの弁当を「食べてもいいけど警備のおっさんに見つかるなよ」と言ってくれた。

クリスマス後はお正月用の「伊達巻」や「蒲鉾」や「栗きんとん」などの売り場を任された。と言ってもパートさんのリーダーと大学生のお兄さんと一緒だったが、「いらっしゃ〜い」とか「蒲鉾」「栗金」安いよ〜とか言うんだけど、最初は「声が小さい!!」とか「聞こえね〜よ!!」とか散々怒られたなー
ある日、私がひとりで売り場にいると中学時代にお世話になった保健の先生がお客さんで見えた。
「あなた、ここで何してんの?」「え、は、はいバイトしてます」「あら〜、大変ねー、じゃひとつ買って行きましょうかね」、商品を渡し代金を頂くと先生は「頑張ってね。社会に出ればまだまだいろんなこともあるから・・・」嬉しかった。自然と涙が溢れた。休憩から戻ってきた大学生のお兄さんは「なんだこいつ?」と言う顔をしていたけれど・・・

この「蒲鉾」の売り場を任されているとき、私達の売り場の前に「写真屋」さんの受付があった。
ここには女子高の3年のお姉さんが3人やはりバイトをしていた。
ある日、私がひとりで売り場にいて接客途中、商品を包んでいてテープカッターで指をちょっと切った。お客さんが帰ってから怪我をした指を手で押さえていると、向かいの「写真屋」さんからひとりの女子が出てきて「バンドエイド」を私に差し出した。「あ、ありがとう」と言って受け取るとすぐ自分の店に戻ってしまったが、他のふたりからからかわれているようだった。
「あの子よう、お前にちょっと気があったんだぜ」と、大学生のお兄さんに言われたのはバイトを辞めて最後の給料を頂きに店を訪れ「惣菜部」に「お世話になりました」と、挨拶に行った時で、その時には彼女達ももうバイトを辞めてしまっていた。彼女とはそれからあったことは無い。

私のバイトの最終日は12月31日「大晦日」、ほぼ3週間ほどのバイトだったがいろんなことがあった。レジ部の女子達は「100円」が合わないばかりに全員残されていた事があったし、私も接客をミスって「責任者を出せ!!」と言われチーフやサブやパートリーダーにフォローしてもらった。
友人は「郵便局」とバイト掛け持ちをやっていて遅刻し家にまで電話されたりした。
みんな良い人ばかりだった。まだ、みんな元気でいるだろうか・・・

最後の仕事は大晦日の閉店後、「お正月セール」への模様替えと棚整理だった。
最後の仕事を終え、店を出る頃には午前0時を廻っていた。
見上げれば満天の星、遠くで「除夜の鐘」が聴こえた。

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